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2011.05.10

あの頃は良かった・・・

久しぶりにこのブログの過去記事を読んでいました。

今は小学生になっている息子の幼かった頃の記憶が蘇って、とても幸せな気持ちになりました。このブログを書き始めた頃、慣れない子育ては大変でしたが、今思えばとても幸せな頃でした。

あれから、我が家は随分と状況が変わりました。

私は転職し、あの頃悩んでいたような仕事の悩みはなくなり、仕事の内容やポジション的には満足いくものとなりましたが、大企業にいた頃と違ってとても不安定な待遇にやはり、ストレスを感じています。今思えば、あの頃の仕事に対するストレスは「やりがいが見いだせない」というものでしたから、今のように生活が懸かっていることを思えば贅沢な悩みでした。

また、旦那は仕事を転々とし、ついに正社員としての職を失いました。
あの頃の安定した生活から信じられないような現在の状況です。リーマンショックにギリシャショック、悪い時期の転職が結果的に悪循環を生むきっかけとなりました。

唯一順調なのは、子供の成長です。これだけが我が家の救い。

昔のように、いっぱい旅行に連れていってあげられないし、贅沢はできないけれど、でも、Kちゃんが毎日楽しいって思えるような日々が送れるよう、お母さんは頑張るからね。
その為にも病気をせず、毎日頑張って働かなくっちゃ!

放射線から子供を守る

福島原発の事故の後、毎日出勤しながらも、日々の報道を見ながら
「どうもこれはただ事ではないな。でもどうして、政府は『ただちに健康に影響はありません』というのだろう?健康に影響がないなら、さほど有効的とは思えない自衛隊ヘリからの給水等、切羽詰まった方策ばかりとっているのは何故?」
と疑問ばかり湧いてきました。

そんな時、ツイッターで中部大学の武田邦彦教授のブログの事を知りました。

http://takedanet.com/

これを読んで、それまでの政府の発表や専門家と呼ばれる某大学教授のコメントでは納得できなかった様々なことがようやく、頭にすっと入ってくるようになりました。

何よりわかりやすいのは、武田教授の主張は首尾一貫していて、且つ、常に視点が一般市民側からのものであること。

年間の被ばく量上限についての考え方、放射線線量計を持たない私たちが、いったいどれだけ被ばくしているのか目安の立て方、水は、野菜は、魚は本当にこれまで通り、気にせず食べてもいいのか悪いのか、日々の生活で何に気を付ければ良いのか、いつになったらこの状況から解放されるのか・・・etc.
出口の見えないストレスフルな状況の中、どこまで何を頑張れば良いのか指針を与えてくれたのが武田教授のブログでした。

お蔭で、ブログを読み始めた後からは(残念ながら最も高濃度に汚染された時期よりも後にブログの存在を知ったので、初期被ばくは避けられませんでしたが)、水に気を付け、汚染された野菜を買わないよう気を付け、室内の掃除を心がけ、不要不急の外出を避け、自分なりには、子供の被ばくをできる限り抑えることが出来たと思っています。

今でも水はできる限り、水道水を使わないようにしていますし、野菜もできる限り、神奈川より西の産地の野菜を買うよう心掛けています。(実際、野菜はとても苦労しています。なかなか西の野菜は売っていないのです)

そんな武田教授から、新たな情報が・・・
どうやら、関東地区にも若干高濃度に汚染された地域があるようなのです。
武田教授はこれら地域の教育現場に、子供たちの被ばくを減らす努力をして欲しいと訴えています。

http://takedanet.com/2011/05/post_5c55.html

今日、東京電力は新たなリストラ策について、発表しました。
代表取締役の報酬を当面の間、全額返上するのだそうです。
約3700万円もの役員報酬を得ていたとか・・・・
事故の影響を考えると、当然のことと思います。
おそらく、これら役員の方々は報酬を全額カットされてもこれまでの貯えもあるでしょうし、生活に困ることはないでしょうから・・・。

2011.05.08

大震災後、購入した本その2

再び、地震・原発の情報収集のため、購入した本の紹介です。

お母さんのための放射線防護知識―
チェルノブイリ事故20年間の調査でわかったこと
(高田純の放射線防護学入門シリーズ)

タイトルに惹かれて購入しました。
分かりやすくする為かページ数が少ない為、
実際に福島原発事故を経験して、一定の知識を
得られた方には物足りない(説明不足な)内容かも
しれません。
おそらく、この本が出版された当時は、まさか日本で
原発事故等起きるはずもないと信じられていた時でしたから、
あまり詳しく説明せず、誰が読んでもわかりやすいよう
完結に書かれすぎている為だと思われます。

東京直下大地震 生き残り地図―
あなたは震度6強を生き抜くことができるか?!
目黒 公郎

東京23区に直下型地震が起きた時の、
建物倒壊・火事発生危険度等から
総合的に判断した危険度Mapです。
自分が住んでいる場所、働いている場所の危険度が
分かります。

関東大震災
吉村昭

大正12年、20万人もの死者を出した関東大震災が
どのようにして起こり、どのように被害が広がったのか
首都圏直下型地震の可能性が高くなっている今、
その時がきたらどうすれば良いのか
考える一助になればと思い、購入しました。
様々な資料や体験者の証言をもとに書かれている為
とてもリアルな恐怖が伝わるとともに、これまで何となく
知っていると思っていた関東大震災について、
実は何も知らなかったのだと分かった本でした。

まだまだ、地震後に購入した本はあるのですが、追って
ご紹介したいと思います。

東日本大震災後、情報収集のため購入した本

2011.3.11(金)。
その日、私は25Fのオフィスで仕事中でした。
先のブログ記事に書いたように、比較的早く子供の無事が確認でき、
帰宅難民といっても、水も食料もトイレもあるオフィスの中で一晩過ごしました。
その後、余震が続き、原発事故が起き・・・
そのような中でも仕事を休むことはできず、出勤したことで、
色々考え、人生観も少し変わりました。

福島の方々も、原発を中心とした正円状でなく、風や雨の影響により
局地的に放射性物質による汚染が進んだ事に、
早くから気づいていたと思いますが、
それでも、学校が正式に休校にならなかったり、
仕事が休みにならなかったりして
避難することができなかった事と思います。

私も、立場上、仕事を休むとは言えず、子供を休ませる事もできず
日々怯えながら生活をしていました。

そのような中、情報が無いことが更なる恐怖を招く為、
調べてみようと思い、Amazonで地震関連本、原発関連本を探し、
注文しました。
私と同じように考える人が多かったのか、ほとんどの本が品切れ。
届くまでに1か月近くかかったものもありました。

以下が、私が購入した本です。

放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策
古長谷 稔, 食品と暮らしの安全基金

驚きました。この本が出版されたのは2006年ですが、
福島で起きている事が全て書かれていて、
全ては想定外ではなく、想定内の出来事だった事がわかりました。
(この本の想定は福島ではなく、浜岡原発の事故でしたが)
残念ながら、事実はこの本に書かれている以上に深刻。
事故の収束は1か月で目途が立たないどころか、
いつ、冷却機能が回復するかもわかっていません。。
この本が届いたのは3月末でしたが、
更なる爆発が起こった場合の対応について学びました。

「地震の目」で予知する次の大地震
木村 政昭

余震が続き、静岡でも大きな地震があり、
いよいよ首都圏直下か・・・
と思ったので、実際に地震予知の専門家は
どのように予知しているのか
知りたくて購入しました。

緊急改訂版〔原子力事故〕自衛マニュアル
事故・災害と生活を考える会, 桜井淳

原発事故が起きた時、どのように逃げればよいか、
屋内退避の場合、どうすればよいのか等
比較的原発に近い地域にいた場合に事故が発生
した時の対応方法について詳しく書かれていました。
東京も水素爆発事故の翌日には、かなり高濃度に
汚染された為、この本を参考に、
「不要不急の外出を避ける」「外出時マスク着用」
「風向きチェック」「雨に濡れない」「牛乳・葉物に注意」
を心がけました。

浜岡原発

さて、ブログ再開を思い立ってから日々忙しく、あっという間に時間が過ぎていきました。

その間、原発をめぐる環境も変化しつつあります。
浜岡原発の一時停止要請を政府が出しました。
これについては雇用問題等、別の問題が山積みであるものの、東海地震発生確率が80%を超えている以上、当然のことと思います。

GWは久しぶりに西にある田舎へ帰郷しました。
長閑な田園風景。美しく豊かな自然、きれいな空気、安心安全な野菜・魚 etc.
これと同じような風景が、福島では原発により奪われてしまったと思うと、
とても残念でなりません。
このような事故が二度と起こらないよう、私たちにできることをしていかなければと
強く感じました。

事故後、一般社員の給与が2割減となった東電。にもかかわらず、
役員報酬は2000万円。つまり、事故後も体質は変わらないだろうということです。
そのような企業が(浜岡は東電でなく中部電ですが)運営する原発の安全性を、
再び信じろという方が無理な話で、監督できないのならSTOPさせろという世論は
当然の事ではないでしょうか。

唯一気がかりなのは、そこで働いている方々の生活です。
原子力に代わる代替電力発電のめどがついたら、優先的に再雇用されるなど・・・
何等かの方策が取られればと願っています。

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